職業訓練卒業してデザイナーとして転職した感想

👇私についてはこちらの自己紹介をご覧ください
https://omu-omu.com/blog/profile/

ここにも簡単に書いておくと、

  • 大学で心理学を学ぶ
  • 卒業後福祉施設に就職→2年で退職
  • しばらく無職→職業訓練に通い始める
  • 転職活動時は25~26歳(転職活動中に誕生日を迎えました)

という感じです。WEB業界には一切関係のない業界に居ました。
職業訓練には半年間通い、デザインやコーディングについて
学びました。
(厳密に言うと、デザイナー兼ディレクター見習いという形で転職しました。)

この記事は「職業訓練に通おうかどうか悩んでいる」
人に向けて書いている記事なので、「職業訓練って何?」
って方は一旦検索してから戻ってきてください😉

職業訓練は転職するための訓練施設です

卒業後は決められた期間内に転職することが求められます。
習い事感覚で入校するのはやめましょう。

職業訓練に通ってよかった?

正直なところ「まぁよかった」です。

良かった点

良かった点

  • 無料だった
  • 転職支援をしてもらえた
  • 先生に提出書類を添削してもらえた

職業訓練は無料で通うことができます。
また、一定の条件を満たせば給付金をもらいながら
訓練を受けることも可能です。

私は転職支援をしてもらうことを一番期待していたので、
その点においてはとても満足しています。

  • 書類作成のポイント
  • 過去の自分の経験や前職の内容を言語化する

などの授業もあり、キャリコン(キャリアコンサルティング)も受けられました。

キャリコンでは在籍しているキャリアコンサルタントと
面談したり、書類の添削をしてくれたりします。

キャリコンの時間以外でも、書類を窓口に提出したら
添削して返してくれたりしました。

自分ひとりで履歴書と職務経歴書を書くのは本当に大変ですし、
その添削を(しかも無料で!)してくれるのは大変ありがたいです。

イマイチだった点

イマイチだった点

  • 超基本」しか教えてもらえない
  • キャリコンの満足度はカウンセラーに左右される

私が一番期待していたのは「転職サポート」なのでよいですが、
「デザインについてガッツリ教えてもらうぜ!」という思いで入校したら
ミスマッチするかなぁと思います。(というか絶対します)

そもそも職業訓練校は「デザインを教える」ことではなく
就職させる」ことが目的なので、

何もアピールできるスキルが無いので
アピールポイントを作るために
ソフトの操作方法やデザインについて学ぶ

という感覚の方が近いと思います。
同じクラスには訓練校に通いつつ、スクールにも通っている人も居ました。

また、キャリアカウンセラーによってキャリコンの満足度は
変わるなぁと思いました。

こちらの話を「はいはい」と聞いて終わる人も居れば、
業界の内情をご存じで適切なアドバイスをくださる人も居るという感じで。

キャリアカウンセリングは無料でやっているところも多い

私は大阪市内に在住しているのですが、
市や府が管轄の施設で無料のキャリアカウンセリングを実施していることは多いです。

私は訓練校だけでなく、他のキャリアカウンセリングも受けていました。
(いろんな人に相談して、自分なりの答えを見つけたいため)

検索してみると、意外とヒットすると思います!

ただWEB業界についての知識がある方は少ないように思うので、
MENTAなどのサービスを使い、業界で実際に活躍されている方に相談してみるのも
一つの手かなと思いました。

実際に転職ってできるの?

同級生の中で実際にWEB業界に就職した人は
1割未満
だと思います。

全員に聞いて回ったわけではないので、あくまで自分の観測範囲ですが…

訓練を受けてみて「やっぱり自分には合わないかも」と思う人も居れば、
デザイナーとしての就職を希望していてもなかなか採用がもらえない
という人も居ました。

私の転職活動状況

エントリー:14社
面接:5社
内定:3社

福祉業界は引く手あまたで、するっと就職が決まりました。
なので人生で初めてたくさん「お祈りメール」が届いて、辛かったです…(笑)

本格的に転職活動を始めてから内定が出るまでは約2カ月半かかりました。

自分でどれだけ勉強できるかが重要かも?

  • 自主的に勉強した
  • MENTAで制作物の添削をしてもらった

私も訓練校以外で学習をしていたから、
デザイナーとして転職できたのだと思います。
(それでも転職活動は難航しましたし、
デザイナー兼ディレクター見習いという
何でも係的な立ち位置での就職となりました。)

転職当時は25歳でギリギリ若い分類に入っていた
というのも一つの要素かと思います。

WEB業界は年齢より実力が重要というイメージがありますが、
転職時点の技術力であと5歳年齢が上だったら
落とされていた可能性はもっと高かったと思います。

裏を返せば、もっと技術力があれば年齢関係なく
転職できるのかなぁと思いました。

職業訓練とスクール、どっちがいい?

結論どっちが良いとは断言できないです。

私はスクールに通ったことがないのでわかりませんが、
やはり料金が発生している分スクールの方が
勉強内容も転職支援も充実しているのかなぁと思います。

また先ほどもお話した通り、職業訓練は「就職を目的」として
「アピールできるポイントを増やす」ことに重きを置いているので、
その点がスクールと異なると思います。

上記の点を踏まえて、自分に合った方法を選択するのが
良いと思います☺

どちらにしろ、自ら学ぶ習慣は必要だよなぁと思います。

独学という道もわりと良いのではないかと思っている

私はMENTAという存在を訓練校に通い始めてわりと経った頃に知ったのですが、
「もっと早く知っていれば~!!」と後悔しました。

参考:MENTAでメンターと出会い、1ヶ月が経ちました。

MENTAでプロのデザイナーにデザインについて教えてもらう

無料のキャリアカウンセリングを受けて書類作成

上記のような方法もアリだったなぁと今では思います。
独学は孤独との戦いですが、最近ではSNSで勉強仲間と繋がったり、
コミュニティに参加したり…工夫すれば孤独感は解消されるのかなと思います。

余談:就職後、地獄だった

地獄だったは言い過ぎかもしれませんが、まぁ辛かったです。
自分の技術力不足を恨みました。

「かけた時間に対して、作品の完成度が低い。もうちょっとクオリティをあげられるといいね」

と先輩にお叱りを受けるほど。

やはり、自分ひとりで想定して制作するのと
お客さんの要望に沿ったデザインを制作するのとでは
全く全然本当に違いました。

ソフトも全然使いこなせていないし、デザインの引き出しも少ない…
簡単な雑用にも時間がかかって、何度も落ち込みました。

そうゆう経験を経て成長していくのだと思いますが、
当然就職する前にもっと勉強できていれば
落ち込む場面ももっと少なく済んだかと思います。

余談②:デザイナーとして就職するのにコーディングを勉強すべき?

よく、SNSやネットで情報収集していると
「駆け出しデザイナーはコーディングの勉強もしよう!」
という情報を目にします。

実際に「デザイナー目指して勉強中!」という方のツイートを拝見すると
「今日もHTML・CSSを勉強!」とつぶやいている方が多いように思います。

私も今振り返ると、自分はコーディングの勉強ばっかりして
デザインの勉強を全然せず就職したなぁと思います…
(コーディングの方が好きだったのかもしれない…)

でも、就職してからコーディングする機会は一度もありませんでした!
(完全に分業されていた)
むしろ、なんでもっとデザインの勉強をしなかったんだ、自分…
と過去の自分を恨みました👼

デザイナーでもコーディングスキルが必要になるのは、

  • (小さい会社で)分業がされていない
  • フリーランスとして活躍したい(仕事の幅を広げたい)

人だと思います。

もちろんWEBデザイナーとして就職するからには
何も知らないのは問題かもしれませんが、
ガッツリコーディングについて学ぶ必要はないよなぁと思います。
(多くの会社では分業が進んで、デザイナーがコーディングすることは
ないのでは?と思います)

つまり、

デザイナーとして就職したいのに、
デザインの勉強そっちのけでコーディングの勉強するのはどうなのか?

ということを言いたいです。
過去の自分のように、辛い思いをする人が減りますように…

それでは!

コメント

タイトルとURLをコピーしました